どもども、こんにちは。
プロトレーナーりゅうけんです!!
私の低糖質関連の記事の中で、
低糖質が成功するPOINTの1つは「MCTオイルを使う事」とたびたび挙げています。
※実際にMCTオイルを使った1日のフル食を公開しています!
また最近では、たまーにTVのCMでも流れていますし、スーパーでも商品棚に並ぶようになりました。
そんな身近になりつつあるMCTオイルですが、
普通の油と何が違うの?
なんで油を摂って痩せるの??
などなど実はよくわかっていなくて、
ただ「痩せるって聞いたから」という理由で摂っている方ってめちゃくちゃ多いんです!!
MCTオイルとはなんぞや!!
やはりしっかりと理解して納得してからご自身のダイエットに取り入れて欲しいです!
と言う事で今回はMCTオイルについて語ります(笑)
MCTオイルとは。
飽和脂肪酸の一種で、主にココナッツやパームなどに含まれる中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglcerides)を100%取り出した物をMCTオイルと言います。
飽和脂肪酸とは主に動物性の脂質で、体内でも作ることができ、長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸の3つに分かれます。また日々のお食事で摂取しているのはほぼ長鎖脂肪酸や短鎖脂肪酸です。
★りゅうけんも愛用MCTオイル!
品質はもちろんコスパも大事(笑)
MCTオイルとダイエット効果
今までいただいたクライアントさんからの声でも1番多かったのは
「なんで油を摂って痩せるの?」でした。
そうですよね、よくわかります!
ダイエット=脂肪を無くす
なのになぜ、無くしたい脂肪をわざわざ摂るのか不思議ですよね。
でもね、こう考えたらいかがでしょうか。
ダイエット=脂肪を燃やす
燃えにくい物を燃やしたい時には、最初は燃えやすい物を燃やして火を大きくしてから燃やした方が燃えやすいですよね!!
つまり、
既に体についてしまっている燃えにくい脂肪はMCTオイルという燃えやすい脂肪を利用してガンガン燃やしていこう!!というイメージです!!
ではなぜMCTオイルは燃えやすいのか、ご案内しまーす!!
※ちょっと専門的になりますが、ご容赦ください、、、
お忙しいあなたに!
糖質制限プログラム「NOSH – ナッシュ」公式サイト
MCTオイルは燃えやすい根拠①
<炭素結合数の違い>
■炭素結合数
・長鎖脂肪酸=16個
・中鎖脂肪酸(MCTオイル)=8個<
脂肪酸はいくつかの炭素が結合してできているのですが、
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸より半分も炭素結合数が少ないです。
皆さんのイメージ通り、
この炭素結合が少ない方が消化吸収が早くエネルギーに変わりやすいとされています。
要は、おっきい塊よりちっさい塊の方が燃えやすいってことだよ!!
MCTオイルは燃えやすい根拠②
<代謝経路の違い>
■代謝経路
・長鎖脂肪酸の場合
全身へ運ばれる→リンパ管や静脈を通る→筋肉や肝臓、脂肪組織に貯蔵→必要によりエネルギーに!
・中鎖脂肪酸の場合
直接肝臓へ運ばれる→すぐにエネルギーに!
上記の通り中鎖脂肪酸は余計な回り道をせずダイレクトに肝臓からエネルギーになる為、
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸の4~5倍の速さで分解されエネルギーになります!!
MCTオイルは燃えやすい根拠③
<性質の違い>
MCTオイルには体が脂質からエネルギーを作るスイッチを入れる性質があります。
脂肪は体内で分解され最終的に「ケトン体」となってエネルギーに変わるのですが、MCTオイルはこのケトン体の生成を活発化させどんどん脂肪をエネルギーに変える働きをします。
そして更に、MCTオイルがエネルギーに変わる時、元々ついていた脂肪も引き連れて燃えていってくれる性質もあるんです!!
すごね!MCTオイル!!
低糖質の効果絶大!!
低糖質をすると、糖質(ブドウ糖)ではなく脂質の代謝物である「ケトン体」をエネルギーとして活動をするのですが、
特に低糖質の食事を始めたころの方は、ケトン体が上手くエネルギーとして使われず老廃物として排出されてしまい体がエネルギー不足に陥ってしまうことがあります。
低糖質の初期に頭が痛くなったり、ふらついたり、集中力が切れやすいのはこのせいだね!
そこでMCTオイルを活用すると、エネルギーになる速さ(ケトン体の生成スピード)を利用してケトン体に体を慣れさせ上手くエネルギーとして使えるようになります!!
さらに、MCTオイルは血糖値を上げません。
上げることがなければ、下げることもありません。
血糖値が下がるときに「空腹感」が出て、何かを食べてしまいがちなのですが、MCTオイルはこの「空腹感」が出ない為、腹持ちします!!
また、満腹中枢を刺激するホルモンを増やすとも言われていて、MCTオイルを摂ることによって、食べ過ぎも抑えられそうです!!
1日の摂取量
あくまでも飽和脂肪酸の仲間ですので摂り過ぎはNGです、太ります!
1日大さじ2杯(30g)
※1回15gを2回に分けて摂取する。
慣れていないと、お腹がゆるくなることがあります。
初めは1回5g程度から数回に分けて始めてみてください。
摂取方法
1、タイミング
朝~夕方までのタイミングが一般的!!
※就寝中の脂肪燃焼効果を促す目的で、就寝前に摂取する方もいます!!
2、使い方
コーヒーに混ぜる、味噌汁に混ぜる、サラダにかける、などがBEST
※熱に弱いので、炒め物や揚げ物に使用は不可!!発火の恐れもあります!!
また、食品トレーに入れると容器が変形することもありますのでご注意を!!
その他の効果
・持久力のパフォーマンスUP
・便秘の改善
・認知症予防にも!!
まとめ
長々とお付き合いありがとうございます。
最後にまとめまーす!
★MCTオイルは、なぜダイエットに効果を発揮するのか?
①他の脂肪酸よりもエネルギーに変わりやすく燃焼しやすい。
②直接肝臓からダイレクトにエネルギーに変わる。
③元々ついていた脂肪も引き連れて燃えてくれる。
★MCTオイルは、なぜ低糖質食事法と相性がいいのか?
①脂肪をエネルギーとして活動するスイッチを入れてくれ、どんどん脂肪を使ってくれる。
②血糖値の変動が抑えられ、空腹感を感じにくい。
★MCTオイルの活用方法
■摂取量:1日30g(1回15g×2回)
■タイミング:朝と夕方(就寝前も有)
■コツ:コーヒーや味噌汁に混ぜたり、サラダに直接かける。(加熱はNG!)
ここまで読んでいただいた皆さんであれば想像できていることと思いますが、
「MCTオイルを摂っただけ」ではダイエット成功へのアクションの50%しか起こしていません。
「MCTオイルを摂ってたくさん体を動かす」ここまでやって100%です!!
お食事で脂肪が燃えやすい状態を作って、運動でとどめを刺す!!
これがダイエット成功への100%アクションです!!