ダイエット中に「何を食べれば痩せやすいの?」と悩む方は多いです。鶏むね肉やサラダを選んでいるのに、すぐ飽きてしまう。食事を減らしているのに、思うように体が変わらない。そんな経験がある方もいるでしょう。
痩せる食材を選ぶときは、カロリーの低さだけを見るのではなく、たんぱく質の量、脂質のバランス、続けやすさまで考えることが大切です。特に筋トレを始めたい方や、引き締まった体を目指したい方は、筋肉を落とさない食事選びが欠かせません。
この記事では、ダイエット中でも取り入れやすい定番食材を6つ紹介します。鶏ハムやツナ缶、刺身など、忙しい日でも使いやすく、飽きずに続けやすい食材を中心にまとめました。食材選びに迷っている方は、毎日の食事づくりの参考にしてください。
痩せる食材は「低カロリー」だけで選ばない

ダイエット中は、つい「カロリーが低い食材」を選びたくなります。もちろん、摂取カロリーを整えることは大切です。ただ、低カロリーだけを基準にすると、食事の満足感が下がり、間食が増えたり、長く続かなかったりすることがあります。
そこで意識したいのが、PFCのバランスです。PFCとは、食材に含まれる三大栄養素のことです。
- P:たんぱく質
- F:脂質
- C:炭水化物、または糖質
特にたんぱく質は、筋肉や皮膚、髪など体をつくる材料になります。食事量を減らすことばかり意識すると、体重は落ちても筋肉まで減り、引き締まった印象から遠ざかることがあります。
また、脂質や糖質を完全に避ける必要はありません。脂質は摂りすぎるとカロリーが高くなりやすい一方で、体に必要な栄養素でもあります。糖質も、筋トレや日常生活で体を動かすエネルギーになります。
大切なのは、「痩せる食材だから安心」と決めつけることではありません。食材ごとの特徴を知り、主菜・副菜・間食にどう取り入れるかを考えることです。
今回紹介する痩せる定番食材は、次の6つです。
| 食材 | 特徴 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| 鶏ハム | 高たんぱく・低脂質の定番 | 主菜・作り置き |
| ツナ缶 | 副菜にもたんぱく質を足しやすい | ノンオイルでサラダに |
| パストラミビーフ | 手軽で満足感を出しやすい | サラダ・間食の一品 |
| 刺身 | 魚のたんぱく質を手軽に摂れる | 夕食の主菜 |
| 豚肉 | 部位と調理法を選べば満足感が高い | ロース・生姜焼き風 |
| えび | 低脂質で夕食にも使いやすい | ブロッコリーと炒める |
このように、痩せる食材は「我慢するための食材」ではなく、食事を整えながら満足感を保つための選択肢です。
りゅうけん次の章では、作り置きや副菜にも使いやすい定番食材から紹介します。
①定番の痩せる食材3選|作り置きしやすい高たんぱくレシピ
ダイエット中の食事は、毎回きっちり作ろうとすると負担が大きくなります。続けやすくするには、作り置きできる食材や、開けるだけで使える食材をうまく取り入れることが大切です。
ここでは、忙しい日でも使いやすい定番食材として、鶏ハム・ツナ缶・パストラミビーフを紹介します。主菜や副菜にたんぱく質を足しやすく、味つけを変えれば飽きにくい食材です。
鶏ハムは作り置きできるダイエットの主菜になる
C:約0.1g / P:約23.3g / F:約1.9g / 約105kcal ※100gあたり
鶏ハムは、高たんぱく・低脂質の食材としてダイエット中に取り入れやすい一品です。鶏むね肉を使えば脂質を抑えやすく、主菜としても満足感を出せます。
作り方は、鶏むね肉に塩をなじませ、低温でじっくり火を入れるだけです。作り置きしておけば、忙しい日でも切って盛りつけるだけでたんぱく質を補えます。
食べ方は、サラダにのせる、野菜と一緒にプレートにする、スープに加えるなどがおすすめです。パサつきが気になる場合は、加熱しすぎないことがポイントです。しっとり仕上げると、ダイエット中でも無理なく続けやすくなります。

材料
- 鶏むね肉:1枚
- 塩こうじ:鶏むね肉全体になじむ量
- ラップ:適量
しっとり仕上げるポイントは、長くグツグツ煮すぎないことです。再沸騰後は1〜2分で火を止め、余熱でゆっくり火を通すと、パサつきにくくなります。
作り方
- 鶏むね肉を観音開きにして、厚みを均一にします。
- フォークで全体に穴をあけ、火の通りと味のなじみをよくします。
- 塩こうじを鶏むね肉全体にもみ込みます。時間に余裕があれば、冷蔵庫で一晩寝かせます。
- 鶏むね肉をキャンディのようにラップで巻きます。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、ラップで巻いた鶏むね肉を入れます。
- 再び沸騰したら、1〜2分ほど加熱して火を止めます。
- ふたをして、冷めるまで余熱で火を通します。
- 食べやすい大きさに切って完成です。
ツナ缶はノンオイルを選ぶと副菜でもたんぱく質を足せる
P:約16.0g / F:約0.7g / C:約0.2g / 約70kcal ※100gあたり
ツナ缶は、手軽にたんぱく質を足せる便利な食材です。缶を開けるだけで使えるため、料理に時間をかけにくい日にも役立ちます。
ダイエット中に選ぶなら、ノンオイルタイプがおすすめです。油漬けのツナ缶はおいしい一方で、脂質やカロリーが高くなりやすいです。ノンオイルを選ぶと、サラダや和え物にも使いやすくなります。
簡単な食べ方としては、ツナときゅうり、わかめ、レタスなどを合わせたサラダがあります。味つけは、ポン酢や少量のごま油、しょうがなどを使うと、さっぱり食べやすくなります。副菜にもたんぱく質を入れることで、食事全体の満足感を高めやすくなります。
パストラミビーフは飽きた日のサラダに満足感を足せる
P:約20.6g / F:約1.8g / C:約3.9g / 約114kcal ※100gあたり ※商品により差があります
ダイエット中の食事は、鶏むね肉やサラダばかりになると飽きやすいです。そんなときに使いやすいのが、パストラミビーフです。
パストラミビーフは、薄くスライスされているものが多く、サラダにのせるだけで味に変化を出せます。黒こしょうの風味があるため、淡泊な食事に満足感を足しやすい点も魅力です。
おすすめは、レタスやブロッコリー、ゆで卵と一緒にサラダにする食べ方です。ドレッシングをかけすぎると脂質やカロリーが増えやすいため、量は控えめにしましょう。いつものダイエット食に飽きたときの選択肢として持っておくと、食事を続けやすくなります。

材料:3〜4人前
- パストラミビーフ:約50g
- 冷凍ブロッコリー:5〜6個
- 大根:約300g
- マヨネーズ:約15g
パストラミビーフにはもともと塩気や黒こしょうの風味があるため、基本的に塩こしょうを足さなくても味が整いやすいです。大根は湯通ししてから冷水に浸すと、シャキシャキ感が出やすくなります。最後に水気をしっかり切ると、味がぼやけにくくなります。
作り方
- 鍋にお湯を沸かしておきます。
- 冷凍ブロッコリーを電子レンジで解凍します。
- 大根を細切りにし、軽く湯通したら、冷水に浸します。
- パストラミビーフを食べやすい大きさに切ります。
- 大根、ブロッコリー、パストラミビーフを混ぜます。
- マヨネーズを加えて、全体になじませたら完成です。
②飽きずに続ける痩せる食材3選|魚介と豚肉で食事に変化をつける
ダイエット中の食事を続けるには、味や食感に変化をつけることも大切です。鶏むね肉やサラダだけに偏ると、最初は頑張れても、だんだん食事が楽しめなくなることがあります。
そこで取り入れたいのが、刺身・豚肉・えびなどの食材です。魚介類や豚肉をうまく使うと、たんぱく質を摂りながら、食事の満足感やバリエーションを増やせます。
刺身は調理なしで魚のたんぱく質を摂れる
P:約24.3g / F:約1.0g / C:約0g / 約102kcal ※100gあたり
刺身は、調理の手間をかけずに魚のたんぱく質を摂れる食材です。焼く、煮る、炒めるといった工程がないため、忙しい日でも食卓に取り入れやすいのが魅力です。
ダイエット中は、まぐろ、かつお、白身魚、サーモンなどを選ぶと、食事に変化をつけやすくなります。魚は種類によって脂質量が変わるため、さっぱり食べたい日は白身魚、満足感を出したい日はサーモンやまぐろなど、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
食べ方は、刺身をそのまま主菜にするだけでなく、海藻や豆腐、野菜と合わせた刺身サラダもおすすめです。ごはんの量を調整しながら組み合わせれば、ダイエット中でも満足感のある一食になります。
豚肉は部位と味つけを選べばダイエット中も使いやすい
P:約19.3g / F:約19.2g / C:約0.2g / 約248kcal ※100gあたり
豚肉は「太りやすそう」と思われがちですが、部位と調理法を選べばダイエット中にも使いやすい食材です。特に脂身の少ない部位を選ぶと、たんぱく質を摂りながら脂質を抑えやすくなります。
おすすめは、豚ロースや豚もも肉を使った生姜焼き風のメニューです。生姜や玉ねぎを合わせると風味が出るため、少ない調味料でも満足感を出しやすくなります。油を多く使わず、フライパンで焼く、蒸し焼きにするなどの工夫をすると、カロリーも抑えやすいです。
ダイエットでは、同じ食材ばかりを続けるより、食べられる選択肢を増やした方が継続しやすくなります。豚肉も「避ける食材」ではなく、選び方と量を整えて取り入れることが大切です。

材料
・豚肉(ロース):150g
・ブロッコリー:適量
・卵:1個
・塩こしょう:少々
ブロッコリーと卵を炒めるときは、油を使う場合もできるだけ少量にすると、カロリーを抑えやすくなります。豚肉は冷蔵庫から出してすぐ焼くと、中まで火が通る前に表面が焦げやすくなります。あらかじめ常温に戻しておくと、火が入りやすく、焼き上がりも安定します。
作り方
- 豚肉を冷蔵庫から出し、常温に戻します。
- 豚肉全体に塩こしょうをふります。
- ブロッコリーを先に茹でます。
- 茹でたブロッコリーと卵を一緒に炒め、皿に盛ります。
- 同じフライパンで豚肉を焼きます。
- 軽く塩こしょうで味を整え、皿に盛ったら完成です。
また、生姜焼き風にアレンジするのもおすすめです。玉ねぎに含まれるアリシンは、豚肉に多いビタミンB1の働きを助けるとされているため、豚肉との相性が良い組み合わせです。生姜を加えると風味も出るので、ダイエット中でも満足感のある一品にしやすくなります。
えびは低脂質で夜ごはんにも取り入れやすい
P:約18.4g / F:約0.3g / C:約0.3g / 約77kcal ※100gあたり
えびは、低脂質でたんぱく質を摂りやすい食材です。あっさりしているため、夜ごはんにも取り入れやすく、ダイエット中の主菜や副菜に使いやすい点が魅力です。
おすすめは、えびとブロッコリーの炒め物です。ブロッコリーを加えると食べごたえが出やすく、彩りもよくなります。味つけは、塩こしょう、にんにく、レモン、少量のしょうゆなどでシンプルに整えると、重たくなりにくいです。
注意したいのは、マヨネーズやバターを多く使う調理です。えび自体は低脂質でも、味つけによってカロリーが増えることがあります。ダイエット中は、えびの軽さを活かしながら、野菜と組み合わせて満足感を高めるのがおすすめです。

材料
- えび:100g程度
- ブロッコリー:適量
- バター:3g程度
- 醤油:小さじ1杯
- 卵:1個
- パストラミビーフ:適量
- ケチャップ:少量
えびとブロッコリーは、冷凍のものを使うと下処理や調理の手間を減らせます。バターは風味づけ程度に少量使うと、カロリーを抑えながら満足感を出しやすくなります。
作り方
- えびに背ワタがある場合は取り除き、えびとブロッコリーを下茹でします。
- フライパンを中火にかけ、バターを入れます。
- バターが溶けてきたら、えびを入れて炒めます。
- えびに火が通ってきたら、ブロッコリーを加えます。
- 少し焼き色がついたら醤油を加え、全体になじませて皿に盛ります。
- 同じフライパンに卵を入れ、ある程度固まってきたらパストラミビーフを加えて炒めます。
- 好みで少量のケチャップを添えたら完成です。
痩せる食材を選んでもダイエットが進まない人の注意点

痩せる食材を選んでいるのに体が変わらない場合、食材そのものではなく、食事全体のバランスや運動量に原因があるかもしれません。鶏ハムやツナ缶、刺身などはダイエットに取り入れやすい食材ですが、食べれば必ず痩せるというものではありません。
特に見直したいのは、次の3つです。
- ヘルシーな食材でも食べすぎれば体脂肪は減りにくい
- 食事だけに頼ると筋肉が減り、体型が変わりにくい
- 自己流で停滞する人ほど、食事量と運動内容の見直しが必要
たとえば、ノンオイルのツナ缶を選んでいても、ドレッシングやマヨネーズを多く使えば、カロリーは増えやすくなります。豚肉や刺身も、部位や量、合わせるごはんの量によって、ダイエット中に適した食事にも、食べすぎにもなります。
また、食事だけで体重を落とそうとすると、脂肪だけでなく筋肉まで減ってしまうことがあります。体重は落ちても、姿勢が崩れたり、お尻や背中のラインがぼやけたりすると、見た目の変化を感じにくくなります。
ダイエットで大切なのは、食材選びだけで完結させないことです。何を食べるかに加えて、どのくらい食べるか、どのタイミングで食べるか、どんな運動を組み合わせるかまで見る必要があります。
「痩せる食材を選んでいるのに変わらない」と感じる方は、食事量や筋トレの内容が自分の体に合っていない可能性があります。自己流で悩み続けるより、一度プロに見てもらうことで、改善点が見つかりやすくなります。
まとめ
痩せる食材を選ぶときは、カロリーの低さだけで判断しないことが大切です。たんぱく質を摂れるか、脂質が多すぎないか、無理なく続けられるかまで見ることで、ダイエット中の食事は整えやすくなります。
鶏ハムやツナ缶、パストラミビーフ、刺身、豚肉、えびなどは、使い方を工夫すれば日々の食事に取り入れやすい食材です。主菜にする、副菜にたんぱく質を足す、忙しい日は調理の手間が少ないものを選ぶなど、生活に合わせて使い分けると続けやすくなります。
また、痩せる食材を選んでいても、食べる量や調味料、運動量によって結果は変わります。ダイエットで大切なのは、特定の食材に頼ることではなく、食事全体のバランスを整えることです。
無理なく続けられる食材を味方につけながら、食事と運動の両方から、引き締まった体づくりを目指していきましょう。


